お正月に欠かせない京菓子『花びら餅』

ごぼうと白味噌餡を、やわらかな餅で包みました。
12月28日(日)から1月末頃までの販売予定です。

『花びら餅』とは

お正月には欠かせない京菓子「花びら餅」。餅からうっすらと透ける桃色が美しく、その名の通り、花びらが表現されています。

平安時代、新年にかたいものを食して長寿を願う宮中行事「歯固めの儀式」で食べられていた
「菱葩(ひしはなびら)」という餅が、その原型とされています。

餅は、望月(もちづき)満月の「望」に通じ、円満の象徴。
ごぼうは、押し鮎(かたい鮎)の見立てとされ、地中深く根を張る姿から、家の安泰を願う意味が込められています。

茶道の初釜(年始めの茶会または稽古始めのこと)にも欠かせないお菓子です。